以前の記事で、健康のため、良かれと思って山のように摂取していた発酵食品が、胆汁性下痢の体質を持つ自分にとっては、悪影響を及ぼしてしまった、と紹介した。
この後から、発酵食品の摂取を控え目にしたのは言うまでもないが、なんだか、納得がいかない、というか悔しい気持ちがぬぐいきれない。
だって、小麦粉や乳製品が健康に害をなす、というのは、その理由を聞けば大変納得できるものであり、グルテン・乳糖不耐症などでなくても避けた方が賢明だ、と思える食品たちなので、控えたり断つことは容易だった。
が、発酵食品は、一般的に大変身体に良いとされているすばらしい食品ばかりだ。
それを控えなくちゃいけないなんて、どうにも腑に落ちない。
なので、発酵食品を普通に摂取しつつも下痢軟便を引き起こさない良い手はないものかと、暗中模索をしてきた。
そしてついに・・・。
見つけたのである！！！！
発酵食品や、時には、掟破りのグルテン・乳製品などを摂取しても、簡単に腹を壊さない素晴らしい方法を！！！
その方法をひとことで言うと、
炭を摂取する
ただそれだけ。
私は先日、何となく読んでいたツイッターのなかに、あるつぶやきを見つけた。
それは、”チャコールウォーターがデトックスに効く”というもの。
それまで、私はチャコールウォーターなんてものを全然知らなかったので、
「何？それ」と早速検索しまくってみた。
そして、数年前から海外では、ダイエットやクレンジングに効果大ということで、炭を水に溶かしたチャコールウォーターが流行しているということを知った。
↑の記事は、今たまたま見つけたサイトなのだが、この記事を読むと、炭を摂取したからと言って、簡単にするする体重が落ちるというわけではない、と書かれている。
うんうん、私は骨と皮しかないほどのヤセ過ぎ体型なので、これ以上体重が落ちては困るため、ダイエット効果はさほどでない方がむしろ望ましい。
私が炭の効能で注目したのは、やせることではない。以下は紹介したサイトのなかの一文だが、
チャコール(活性炭)の吸着効果は非常に高く、小さじ半分量の活性炭でテニスコート約4面分の面積とも言われています
この部分だ。吸着って何を？
腸内の、毒素や脂質が、炭によって吸着されるのだそうだ。
このことを、ネット検索によって知った時、私の脳内には、胆汁性下痢に絶大な効果がある薬、「コレバイン」の5文字が浮かび上がった。
コレバインは、高コレステロール血症などの治療に用いられる薬で、消化管内で胆汁酸やコレステロールを吸着する効果がある。ダイエットのために処方されることもあるらしいが、胆汁性下痢の患者に、このコレバインを積極的に処方している病院もあるのだ（全国的には大変少ない）。ネットでこの情報を知った時、なんとかコレバインを飲んでみたくて、近所の胃腸科に頼み込んで処方してもらったが、その医者は胆汁性下痢のことも、コレバインを処方すると（胆汁性下痢が）劇的に改善することも知らず、「高コレステロール血症患者に出す薬を、慢性下痢の改善のためにこれ以上処方することはできない」と処方を断わられてしまった。
掟破りのパン食やケーキバイキングなどの前に飲む頓服薬として、いつも常備しておきたかったのだが、その願いは虚しくも打ち砕かれ？、私はコレバインを飲むこともできなくなった。それに、いくら効果があるとは言ってもやはり「薬」である。飲まないに越したことはない。
それ以来、胆汁性下痢を引き起こさないよう、自分に合わない食材を見きわめつつ生活することで、なんとか腸内環境を整えてきたのだったが、ここ最近の「発酵食品」を積極的に摂取したことによる胆汁性下痢の発症で、コレバインに代わる、天然の成分でできた良いサプリメントはないものだろうかと、ぼんやり思っていたところに知ったのが「炭」だったのだ。
コレバインの効能が、消化管内での胆汁酸・コレステロール吸着であるのに対し、炭の効能も、古くなった胆汁酸を腸管内で吸着するのであるのなら・・・・！！
これはもう、効かないはずはない、と確信した私は、早速2種類の炭パウダーをネットで注文した。
飲み方は、朝、小さじ1杯程度を、野草酵素に混ぜ込んで飲む。それだけ。
飲み始めて10日は経っているが、パンを食べても、野草酵素や麹漬けなどの発酵食を食べても、お茶をがぶがぶ飲んでも、一度も、軟便・下痢になっていない。
そう、絶大な効果があったのである！
胆汁性下痢でお悩みの方々、ぜひ一度、炭を摂取することを試してみてはいかがだろうか。ただし、コレバイン同様、量を調節しないと便秘になることもあるようだから、そのあたりはご自分に合った分量を調整しながら適量を見つけていただきたいと思う。摂取は、朝イチの、少なくとも食事1時間前が良いのではないかと思う。
私は、西洋医学を見限ってから、自分で健康な体を構築するために、ありとあらゆる方法を15年以上模索しつづけてきた。サプリを摂取するようになったのは、更年期症状が発症し出した5～6年前からだと記憶しているが、一体何種類のサプリメントに金をつぎ込んだであろうか。
プラセンタやイソフラボン、腸内環境を整える系、鉄サプリ、マグネシウム、様々な漢方薬、etc.・・・。はっきり覚えていないが、20種類じゃきかないだろうし、額にしても10万円はゆうに越えているはずだ。そして結局、ずっと飲み続けているのが「スピルリナ」なのだが、「炭」もこれに続く定番アイテムとしてこの先ずっと定着しそうである。なんたって、添加物がなく、素材そのものを粉状にしただけなのだから、こんなにありがたいサプリはない。
この「炭」も自作できないものか？と頭をかすめたが、さすがにそれは無理そうなので、次回は大袋の炭パウダーを買おうと思っている。
※7/28アップの追加情報↓
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