ガイアとともに5次元へいこう!!

妄想癖の激しいオバちゃんのスピリチュアル探求エッセイ

湿度100%!ノミダニの憂鬱

(↑記事が鬱々なので、せめて写真だけは美しいビーチをお楽しみください)

 

前回の記事の中で、久々に抑うつ状態に陥った、と書いたが、その理由の中に、昨年から続いているノミとダニの異常発生がある。

 

19年前、沖縄に引っ越してきてすぐに、家族全員、謎の激しい痒みに襲われた。痒みの原因は、それまでの人生で咬まれたことのなかった、「ノミ」だった。

内地から一緒に連れてきた飼い猫のゴロキチは、飼い始めて1年近くたっていたが、内地では1匹も寄生することのなかったノミが、沖縄に来たとたん、ものすごい数のノミに取りつかれてしまい、家の中でもぴょんぴょん跳ね回るノミの姿を肉眼で簡単に見られるほど、部屋中ノミだらけとなってしまった。どう対処していいかわからずに、ホームセンターでノミ取りシャンプーやらノミダニ忌避剤やら、電子ノミ取りホイホイ(全く効果なかった)やら購入し、試したが、室内のノミは一向に減らず。結局最後にたどりついた方法は、動物病院で「フロントライン」というノミダニ駆除剤を購入し、猫の首にたらす、という、一般的に最も迅速にノミを駆逐するやり方だった。

 

それから月日は流れ、飼い猫の数はどんどん増え、犬も加わり、合計8匹~10匹が常時同居するようになったわが家では、動物病院で処方してもらうと高くつくフロントラインをネット購入するようになっていた。それも、ノミが人間に害を及ぼすか、ノミアレルギーで掻き傷だらけになるコがいる場合のみの投与。

 

ダニに関しては、沖縄暮らしをはじめてすぐ、これまた内地に住んでいた時は経験したことのない痒みが、太ももやお腹周りなどに赤い発疹と共に何か所も現れるようになった。

ノミだったら、咬まれるのは露出しているひざ下なのに、なぜ服を着ていて虫に刺されないはずの部位がこんなに痒いのか!?と調べたところ、痒みの正体は布団などに生息するダニ。人間が寝ている夜間に這い出てきて、皮膚の柔らかい部位を刺しまくるらしい。

とりあえず効果があったのは、生協で購入した防ダニシート。ダニは主に気温や湿度が高くなる梅雨時期が一番繁殖するので、咬まれたな、と思ったら、つねに常備しているダニシートを敷布団下にでも突っ込んでおけば、それ以上被害が拡大することはなかった。

 

ところが、数年前から、例年通りのノミダニ対策が効かなくなってきた。動物病院の先生によると、同じ駆除剤を使い続けているとノミのほうで耐性が付き効かなくなってしまうとのこと。フロントラインはネットから安く購入できたのだが、確実に効果がある駆除剤となると病院で処方してもらうしかない。しかも、毒性が強くなった駆除剤を愛猫愛犬に投与することに抵抗もあった。なので、人的被害と犬猫の様子を伺いながら、出来るだけ強い駆除剤は使わずに、気温や湿度が下がってくる時期を待った。

しかし、そうも言っていられなくなった。

昨年からノミダニが異常発生する事態が継続的に勃発しているのだ。原因はわかっている、そう、もうここ何年も沖縄は高温多湿状態の期間が年々長くなっているのだ。

以前は梅雨時期、5月~7月くらいがピークで、真夏になれば被害は収まってきて、1年中ノミダニ被害におののいて暮らすようなことはなかったというのに、ここ数年、夏だろうが冬だろうが、容赦なくノミダニが発生するようになった。しかも前述のとおり、安く買えるノミの駆除剤は効果がなく、さらに防ダニシートまでが効かなくなってきた。

そんなこんなで、昨年から、私はノイローゼになるほど全身をノミダニに咬まれまくる羽目になった。勿論、そうなるまで手をこまねいていた訳ではない。防ダニ対策として、以前は月1くらいで充分だった布団乾燥機による布団乾燥を週2回ほどに増やし、天然系の防ダニスプレーを吹き付けまくり、生協の防ダニシートより高価だが効きそうなダニロボを購入し布団にセットするなどして、ダニ撲滅を図った。

 

・・・しかし、ダニに挑んだこの勝負、私の完敗であった。布団乾燥機をかけた直後から翌日くらいは、ダニの発生が抑えられているが、3日もするともう咬まれている。ダニロボは3か月効果が持続する!と謳っているのに、効いたのは10日くらいだった。天然系のスプレーはやはり効果が薄く、気休めにしかならなかった。

もはや、ダニが発生しない!と宣伝している超高額な防ダニ布団に寝具一式総とっかえするしかないか・・・とカタログを取り寄せるも、この寝具の特徴はダニすら入り込む隙間がないほどの目の詰まったカバーにあり、私のように毎晩猫と一緒に寝ていて、いつなんどき猫が爪で穴を開けるかわからないようでは、その穴からダニが侵入してしまうこととなり、結果何十万もの大金をドブに捨てることになってしまうので購入は諦めた。

 

ノミのほうは、昨年5月くらいから尋常ではない数のノミがわが家に入り込んできて、致し方なく、毒性の強くなったノミ駆除剤を全犬猫につけた。というのに、ノミは一掃されず、床を元気に跳ね回り、私の足は掻き傷で見るも無残な状態となり、もう痒くて痒くて我慢できない。長ズボンを履けばよいのだが、あまりの蒸し暑さにそれも耐えられない。あまりの痒さに気が変になりそうだった私は、日頃は全否定している西洋医学にもすがりたい気持ちになり、近場で一番マシそうに思えた皮膚科を受診したが、処方されたストロンゲストのステロイド塗り薬は効かず、抗ヒスタミン剤服用で下痢をしたため、両方ともゴミ箱行きとなった。患部を冷やしたりヨモギ汁を付けるなど様々な民間療法を試した結果、いちばん痒みが収まったのは、「海水に浸かること」だった。それから私のビーチ通いが始まった。でも、いくら海水が効くとは言っても、そう長く効果は続かない。本当は1日2回浸かりたかったが、車で往復30~40分ほどの距離のため、2度も行くのは面倒で、まだ人けの少ない早朝に下半身どっぷり浸かり、半日痒みを和らげるにとどまった。ペットボトルに海水を詰めて持ち帰り、自宅で患部にかけたりもしたが、不思議と海水に浸かったときほどの効果は得られなかった。

そして、真夏になりノミもダニも一旦は鳴りを潜めたが、な、なんと11月くらいから、また犬猫にノミが取りつき、私の身体にダニの咬まれあとと激しい痒みが生じ始めた。

「はあ?11月だよ、ありえん!!」と怒り心頭で、いちばんノミがついていた猫、キナコに真っ先に病院で処方してもらったノミ駆除剤をつけたところ、持病を抱えていたキナコは急激に容態が悪化し、帰らぬ人ならぬ帰らぬ猫となってしまったのだった。

 

それまでも、ノミ駆除剤は毒、という認識を持って使用してきたが、持病がある猫につけたら死んでしまうほどの毒性なのか・・・!ということをまざまざと思い知らされ、私もダンナも深い悲しみと共に、もうノミダニ駆除剤は使いたくない、という気持ちが一層強くなった。

けど、ダンナはいいのだ、ノミにもダニにも咬まれないのか、咬まれても痒くならないのか、定かではないが、全くと言っていいほど被害を受けていない。それなら私だって毒物は一切使用しない!と誓うことはできる。が、全身をくまなく咬まれまくり、数日から下手すると1か月くらい痒みが続くこの地獄、毒物に頼らずしてどうして解決できよう?

 

そんなこんなで、ネットを検索しまくって見つけたのが、

ビール酵母によるノミダニ忌避効果」。

ビール酵母は身体に良いアミノ酸などを多く含んでいるだけでなく、摂取していると体臭が変わり、ノミダニが付きにくくなる、というのだ!

早速食いしん坊の犬で試したところ、即効性はないが、2,3週間も飲み続けているうちに明らかにノミがつかなくなってきた。うむ、効果があるのは間違いないっ!

しかし、問題は外で飼っている犬より、猫のほうなのだ。猫6匹になんとか食わせようとあの手この手を使ってエサに混ぜ込んでみたところ、日頃からエサの選り好みをしない4匹はほぼ問題なく食べてくれて、ホッと胸をなでおろした。しかし・・・。エサにうるさい2匹が、なかなか食べてくれない。特に雌猫のアンコちゃんは、ビール酵母を混ぜ込んだエサには見向きもしない。泣く泣く、この2匹は動物病院で駆除剤を処方してもらって一旦取りついているノミを撲滅した。問題は、まだまだ増殖時期が続く真夏までの期間どうするか、であり、いまだ解決方法が見いだせていない。

 

ダニ問題も、いまだ解決に至っていない。私が寝室にしている部屋の敷物を全部取っ払い、大掃除をし、敷き布団を乾燥機がかけやすいものに取り替え、ダニロボもたった2週間でも効くならば、と早々交換してみた。それでも、布団乾燥機を週2回はかけて、刺されるのが以前10か所以上だったのが、3,4か所に減った程度だ。ダニゼロには遠く及ばない。

 

沖縄で一番過ごしやすい時期、と(私が)認定している4月が、今年は雨がじゃんじゃん降り、気温が上昇し、湿度が軒並み70~100%、という、もはや梅雨入りしたのでは?と思えるほどのムシムシジメジメの一カ月となった。日頃沖縄暮らしを満喫できず、内地に戻る日をいつにしようかと心待ちにしている私にとって、鬱気分を引き起こすのに十分な気候・それによるノミダニ異常発生であったのであった。

この気候だと、例年の恒例行事?となっている羽アリ(シロアリ)の大発生も、前倒しになるに違いない。これは、風のないムシムシとした日没後に毎夜繰り広げられる、灯りをめざして大軍となってわが家に向かってくる、羽アリとの壮絶な戦いなのだ。家じゅうの電気を消し、夜9時くらいまで室内を真っ暗にして息をひそめていると、羽アリ被害は最小に抑えられるが、うっかり電気を消すことを忘れて呑気に夕飯を食べていると、気づけば窓にびっしり歩き回る羽アリの姿を確認し、すでに数10匹の侵入を許してしまっていて照明の灯りに群がりはじめている。こうなったらもう夕飯を食べるどころではない。部屋中に羽アリが飛び交い、翌日には羽がもげたシロアリが部屋中を歩き回り、寝ようとして体を横たえると、どこからともなくやってきたシロアリが首筋など身体中にむずむずと這い回る、この気持ち悪さを数日間味わう羽目になる。

 

ここまで読んで下さった方は、私が鬱気分になるのも仕方がない、と同情して下さるであろうか。

もしそうなら、それだけでも救われる気持である。

こうしてブログに書くだけでも少し気が晴れると言うもの。本当は、沖縄暮らしってこんなに楽しいよ!とかネタにしたいものであるが、沖縄ラブの方々には申し訳ないのだが、私は、逆ネタしか思い当たらないのであった。

 

ちなみに、ノミダニに咬まれにくい人になれるかもしれない!と思って、ビール酵母を摂取してみたが、腸でビール🍺製造が始まったかのごとく、お腹が張ってしまい、2回で摂取を止めたのは非常に残念なことであった・・・・。

 

 

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