ガイアとともに5次元へいこう!!

妄想癖の激しいオバちゃんのスピリチュアル探求エッセイ

鹿児島 屋久杉〈巨樹との出会い〉その2

屋久杉に会いに行こう、と決めた当初は、当然、屋久島で一番の巨樹である「縄文杉」に会うつもりでいた。しかし、旅のプランを練るために、調べれば調べるほど、「縄文杉」に会いに行くことを、再検討した方がいいのでは・・・?と思うようになった。

 

理由1:片道11キロ、往復22キロ。しかも、登山口から縄文杉までの高低差は700m以上。基本日帰りで1日中ひたすら歩く。宿泊することも可能だが、設備の整った宿があるわけではないので、持参する荷物が増える為、負担は重くなる。

理由2:保護のため、縄文杉近くには現在展望台が設置されていて、観光客はそこから遠巻きに眺めることしかできない。

理由3:人気コースのため、各名所で写真を撮るために順番待ちをしたり、渋滞したりすることがある。

 

私は元々健脚な方ではない。しかも、苦労して行きついたところで、幹に触れたりエネルギーを交換したり、じっくり堪能することもできない。ということで、私が会いに行くことを決めたのは、屋久島第2の巨樹「大和杉」である。

大和杉のツアーは縄文杉に比べてさほど多くはない。つまりマイナーなので、コースが渋滞することもないようだし、何と言っても好きなだけ木に触れることができる上、縄文杉コースに比べると、時間的余裕もあり、距離も短く高低差も少ないようだ。よし、目指すは大和杉だ!とトレッキングツアーを予約した。

料金は高くなったが、貸し切りツアーにしたので、他のお客さんに気を使うこともなく、50半ば過ぎの私のペースに合わせて、ガイドさんが歩いてくれ、無事に大和杉に会ってくることができた。

けれど、このツアーで、私が一番好きになった屋久杉は、大和杉ではなく、そのコース手前にあるミホノ杉であった。

 

他のお客さんはまわりに誰もおらず、ガイドさんと二男と私の三人だけ。

ここで休憩の時間を取ってもらったので、15分くらいは滞在できたと思う。好きなだけ幹に抱きつき、写真を撮りまくり、もし許されるなら、1時間くらいこの場にいたいくらい、すばらしい空間だった。

 

ミホノ杉があまりにすばらしかったので、屋久島第2の巨樹、大和杉はさぞや・・・?と期待に胸が膨らんだが、個人的な感想としては「え?これが大和杉なの?」というのが大和杉に出会ったときの第1印象。

残念なことに、幹周辺ににはロープが張ってあり、「立入禁止」と書かれた無粋な看板がぶら下がっている。これが、町中の工事現場と同じようないでたちのため、何だかせっかくの大和杉が安っぽく見えてしまう。保護目的で囲うにしても、もうちょっと御神木扱いしてしかるべきではなかろうか。

 

そうは言っても、ここまで到達できた喜びはひとしおで、獣道のような、木の根や枝、ごろごろした石に阻まれたアップダウンの激しいコースを、我ながらよく頑張って歩きとおしたもんだと自分を褒めてやりたい気持ちになった。

しかし、今来たこの道を、また引き返すなんて、大丈夫だろうか・・・?と心配になったほど、大和杉コースは予想以上にきつかった。が、ここでお昼休憩を取り、英気を養ったこともあって、帰りは思いのほか、楽に歩くことができた。登山道入り口のあるヤクスギランドに戻れた時は、途中で歩けなくなって、ガイドのお兄さんにおぶってもらう羽目にならず本当によかった・・・とホッと胸をなでおろした私であった。

 

27歳の二男はストックなしで歩きとおせたが、私はストックなしでは完全制覇は危なかったかもしれない。大和杉コースをトレッキングするならば、絶対にもっていくことを強くお勧めしたい。

 

屋久島への旅で、たくさんの巨樹巨木に出会うことができたが、

「人生で屋久島に行くのはこれっきりでいかな」

というのが正直な感想だ。というのも、屋久島は、ふもとの風景が沖縄にそっくりで、非日常感がない。確かに、屋久杉が生えているところは標高が高く、沖縄とは違った雰囲気ではあるものの、

前回の記事、

chisuke926.hatenablog.com

 

で記事にしたように、屋久島へのフライトは、欠航も多く、かといって高速船では時間がかかる。

 

屋久島2泊ではあったが、充分屋久杉のエネルギーを頂くことができたので、すっかり満足して、屋久島を後にし、次なる目的地の

蒲生の大楠に向かったのであった。

 

今日はこの辺で。

 

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