あなたがたは新しい文明を創造することもできる。もっと新しい世界を求めることもできる。選ぶのはあなたがただ。選択の時は来ている。これが、あなたがたの恵みの時だ。
この瞬間を利用しなさい。
この日をつかみとりなさい。
目覚めた自分として、真の自分に気づき、かつてあった自分、いまの自分のすべてをほめたたえることから始めなさい。この恵みの時に、かつて以上の自分、夢みた以上の自分になろうと選択することから始めなさい。自分の手が届くよりさらに先へ手をのばし、手の届かないものは何もないことを思い出しなさい。
(サンマーク出版:「神とひとつになること」より引用)
私が、世界のありかたに初めて疑問を抱いたのは、テレビか何かで、飢餓に苦しみ骨と皮だけになったアフリカの幼い子供の映像を観たときだったかもしれません。何歳ごろだったかはっきりとは記憶していませんが小学校低学年くらいだったと思います。それからずっと、「なんで世界はこんななんだろう?」と思い続けてきました。
なぜ、毎日、山ほどの残飯を捨てている国と、飢えに苦しむ国があるのだろう?
なぜ、世界から戦争はなくならないのだろう?
なぜ、ありとあらゆる生命が生息する、大切な地球環境を破壊するのだろう?
そして最大の疑問が
なぜ、みんな、こういった問題に無関心でいられるのだろう?
でした。環境保護団体に関わったり、行政や企業に電話を掛けたり手紙を書いたり、地雷の撲滅に携わったこともありますが、何をしても世の中は良くなるばかりか悪化の一途をたどっているようにしか見えず、なにより自分周辺の人びとと私との間には、大きなギャップがあることを思い知らされ、それが軋轢・分裂を生むことにつながり・・・・。
何もかも嫌になってしまいました。
行動がこうありたいという創造の試みではなくあなたという存在の反映になれば、そのときあなたのなかに長続きのする変化が起こったとわかるだろう。それが世界に長続きのする変化を引き起こす。
(中略)
だから、存在の状態を変えることをめざしなさい。最初に世界を変えようとせず、まず自分を変えようとしなさい。
(サンマーク出版:「新しき啓示」より引用)
ああそうか、結局、行動では世界を変えることはできないのだ!と、気づき、今度は自分自身のあり方を変えよう変えようと、これまた必死な思いで自己変革に励んだものの、大事な手順をすっ飛ばしたせいで、全然うまくいかず、苦しさのあまり、当時は神様を呪いましたね
目覚めた自分として、真の自分に気づき、かつてあった自分、いまの自分のすべてをほめたたえることから始めなさい
そう、自分をほめたたえることをすっ飛ばしたのです。かつてあった自分、いまの自分が、ダメダメだから変えるわけで、それができてはじめて自分をほめたたえることができると思ってました。ありのままの自分を受けいれずに、理想の気高い自分になろうとすることは、ダメダメの自分が提供してくれる、心の闇から光へ通じる扉の鍵を受け取らずに、のこぎりやトンカチを持ち出して、自分自身の一部でもある扉をぶっ壊して向こう側へ行こうとするようなものであり、まさに自己破壊行為、というわけなのです。
そのことにやっとのことで気づいた私は、かつてあった自分、いまの自分のすべてを、絶賛ほめたたえ中!なのですが、自己を愛することに全力を尽くす!と決めると、
「こんな自分でも愛せるかい?ふっふっふ」と、言わんばかりに、ネガティブ感情が湧きおこる、嫌な出来事、嫌な人物が人生に登場してきます。
さあ、奇跡の、天使の登場です!
ここでどんな反応をするか、自分で好きなように創造する、bigチャンスのお時間がやってまいりました!
・・・・てな感じに、つねに自分を臨戦態勢で待機させておけば、とっさに起きた嫌な出来事にもベストチョイスができます。
もし気が緩んでいるときに不意を突かれ、うっかりネガティブな対応をしてしまったとしても、全然気に病むことはありません。やり直しのチャンスを、宇宙は何度でも何度でも作ってくれるからです。「うんもー、なんでこんなに物覚えが悪いの!」なんて怒られたりしません。そんなことを言うのは自分だけです。
しかも、失敗が多いほど、他人の心の痛みもわかるようになります。
入試に一発合格した人は、落ちた人の気持ちを心底わかることはできないのと一緒で、「うまくいかない体験」が多いほど、共感力のある人間になれます。他者が、ほんとうの自分を思い出すお手伝いをするのに、自分がたどってきた山あり谷ありの人生が役に立ったら、こんなに嬉しいことはないですよね!
失敗、万歳!
自分が世界を照らす光であることに気づきなさい。自分は光だと宣言しなさい。あなたの心に宣言し、つぎに心を通じてすべてのひとに宣言しなさい。あなたの行動に語らせなさい。世界を愛で満たしなさい。
あなたは待ち望まれていた救済者であること、あなたがやってきたのは、人生でふれあうすべてのひとを、自分自身の驚異を否定する考えから救い、神との永遠の一体化という栄光を否定する考えから救うためであることを知っておきなさい。
あなたがこの部屋にやってきたのはこの部屋を癒すためであり、宇宙のこの場にやってきたのはこの場を癒すためであることを知っておきなさい。あなたがやってきた理由は他にはない。
あなたはマスターへの道の途上にいる。いまこそ前進するときだ。聖なる瞬間を抱きとりなさい。
これがわたしのメッセージであり、ほかにはない。
愛になりなさい。わが愛する者よ。
愛になりなさい。
そうすればマスターをめざす長い旅は終わるだろう。だが、すぐにほかのひとをマスターに誘う新たな旅が始まるだろう。
あなたがたは愛であり、わたしは愛であり、わたしたちがめざすものはつねに愛しかないのだから。
──だから愛になりなさい。
(「神とひとつになること」より)
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