あなたがたはわたしの姿をかたどって、わたしに似せてつくられた。したがって、あなたがたも愛である。ひとことで言えば、それがあなたがただ。
あなたがたは愛の受け手ではなく、あなたがたが求めているそのものだ。これは偉大な秘密であり、この秘密を知れば人生が変わる。
ひとは自分がすでにもっているものを求めて、一生を過ごしている。すでにもっているのに。なぜなら、当人がそのものなのだから。
愛を得るためには、自分が愛であればいい。
あなたがたはわたしに愛されている。ひとりひとりが愛されている。ひとよりよけいに愛されている者は誰もいない。ひとよりよけいに「わたし」である者は誰もいないから。ただ、ひとよりよけいに「わたし」を、つまり自分自身を、思い出している者はいる。
だから、自分自身を忘れないことだ。
愛され(beloved)、愛になりなさい(be love)。
「わたし」を思い出して、わたしになりなさい。
あなたがたはすべて「わたし」の一部であり、神の身体のメンバーだ。
真の自分を思い出す(remenber)というのは、文字どおりメンバーになることだ。ふたたびメンバーになる(re-menbering)、もう一度、ひとつの身体の一部になることだ。
存在するのはたったひとつの身体。
ひとつの存在。
このことをいつも覚えていなさい。
(サンマーク出版:「神とひとつになること」より引用)
今、この地球上では、どう見ても「愛」とは思えない出来事が蔓延しており、それは、「愛」のかけらも持ち合わせていないのではないか、と思われる人達が引き起こしています。
けれども神様はそういった人たちも、わたしたちも、同じように分け隔てなく愛しており、その理由を、
ひとよりよけいに「わたし」である者は誰もいないから
と言っているのです。
平気で嘘をついたり、人を傷つけたり、身の毛もよだつような悪事を働く者ですら、もとはみな同じ神の一部であって、ただ単に真の自分を忘れているだけなのだと。
自分は悪人ではない、だから悪人を非難したり罵倒する権利があって当然だ、と思う人はたくさんいるでしょう。かつては私もそうでした。いまも、完全にそういう気持ちが湧き起こらないかと言えば、嘘になります。そこに存在するのは、「優越」です。自分はあんな人間じゃない、何が正しいか何が間違っているかわかっている、と思うことこそが、実は驕り高ぶった考えなのではないでしょうか。
最近、やっと、わかってきました。
他人を下に見たり、
(あんなひどい行為をするなんて信じられない!あんな連中はクズだ、クソだ!)
逆に自分を下に見たり
(あの人はすごいのに、自分はどうしていつまでたっても同じまま成長できないんだろう・・・)
どちらも、
「あなたはほんとうの自分を、まだ完全に思い出していないよ~」とエゴが発信してくれているのだと。ほんとうの自分を思い出していれば、他人と自分を比較したり、他人も自分もジャッジする必要がなくなるので、憑き物が落ちたように楽に生きられるはずです。
ほんとうの自分、これすなわち「神」ですよね。
神を外側に追い求めているということは、愛を、自由を、生命そのものを、外側に見いだそうと必死になっているということ。
実は探さなくても、最初っから自分そのものが、神──愛・自由・喜び・生命であり、それが心底わかったら、自分以外のものすべても、同じ、たったひとつの神の身体から創られた奇跡なのだ、ということが当たり前のように感じられるでしょう。
わたし達はこれをマスターするプロセスにいるわけで、その段階も人それぞれ。他人のプロセスに首を突っ込んだり、批判するよりも、自分のプロセスに没頭したほうが、時間の節約かな、と、思えるようになって、目下、自分と向き合うことに全力を挙げています。
自分がそういう生き方をすることで、誰かに影響を与えるかもしれないし、そうでないかもしれない。だんだん、どっちでもよくなってきました。正直、前は、自分が何かすることで「周囲に影響を与えたい」という思いが強かったけれど、これも結局は、自分を自分で認められないから、他人に認めてほしかっただけ。自己肯定感をアゲアゲしたかっただけなのです。
昔から、「肩に力が入っている」と言われ、(そんなつもりないのに、心外だわ!)と思っていましたが、そのとおりだったのですね
「神との対話」シリーズのおかげ、コロナのおかげ、ブログを書く・読んでくれる皆様のおかげ、わたし以外のすべての存在のおかげで、自分を無条件に・丸ごと受け入れること、愛すること、自分が自分であることに、喜び、祝福し、感謝すること、以前より、かなりマスターしてきました。
でも、(アタシ、もうかなりのとこまで来たんじゃない~?んふふ)と思うと、翌日にはそれが180℃覆されるような出来事が起きたりして、(あちゃ~まだまだだったか~)と軽く落ち込んだりしますが、朝晩の瞑想、外でのアーシング、自然に触れる、猫と戯れる等々で、なんとか乗り切っております。
愛は無条件である、生命は終わらない。神には何の必要性もない。そして、あなたがたは奇跡だ。人間という神の奇跡だ。
わたしとあなたが一体であることを知って受け入れようとしないから、人生のあらゆる苦痛、あらゆる悲しみが生まれる。
さあ、創造者と出会いなさい。
あなたがたは自分自身のなかに創造者を見いだすだろう。
(引用元:同上)
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